前回の投稿で、
私は、
「親自身も自分がユニークな存在であること、そこに自分の値打ちを感じられること」
について書きました。
親が自分の値打ちを感じられ、自分がユニークな存在でいられることは、子どものユニークさを大切にしていく上で、大きな助けになります。
ユニークでいられるということは、生きていく上での強みになります。
皆と同じでいなければならないという外からの圧力に過度に脅かされることから、自由になれます。
これは別に皆と同じであることが悪いことと言っているわけではありません。
自分のユニークさを抑圧し、押し殺した結果の「皆と同じ」になることが意味するところを私はとても心配しているのです。
皆と同じではない自分のユニークさをダメなものとして感じてしまったとしたら?
皆と同じになれない自分には値打ちがないと感じてしまったとしたら?
それは辛く苦しいことです。
自分を無視し、必死に、皆と同じになることは、果たして幸せなんだろうか?
と問いたくなります。
幸せって何だろう?
皆と同じになることが幸せをつかむために必要だと妄信していませんか?
ちょっと待って。
よくよく、自分のこと、家族のこと、子どものことを、
他人の、世間の、ものさしではない、
自分のものさしで、自分の心を使って考えてみましょう。
すると、案外、幸せっていうのは、ささやかなことだったりしませんか?
幸せの定義って何なのでしょうか?
おそらくそれは人によってそれぞれ異なるものなんじゃないかと思います。
幸せの定義は、世間一般や他人からの押し付けのような、外からやってくるものではなくて、
それぞれの心の内側にある、自分にとって大切なものを見つけることなのではないかと思います。
自分にとってそれが幸せなら、それが幸せなんです。
子どもも同じです。
子どもにとっての幸せは、その子ども自身が見つけるものなのかもしれません。
親はその手助けをしてあげればいいし、むしろ一緒に、
子どもにとっての、そして、自分たち親子にとっての幸せ
というものを見つけていけばいいのかなと思います。
親も子ども、どちらもユニークな存在なわけですから、幸せのかたちもユニークでいいんじゃないかと思います。
どんなに大変で苦しかったとしても、
親と子どもが一緒に笑顔になれる、
一緒に泣いたり怒ったり励ましたり支え合ったりできるなかに、
あっ、
自分たちにとって、
これって悪くないかも。
なんかいいかも。
もしかしてこういうことが幸せってことなのかも。
そんなふうに、
地に足を付けた自分たちの生きた日常の中に見つけられるものが案外とても幸せなことだったりするんじゃないかなと思います。
自分たちのユニークさを大切にすることで、
自分たちの幸せを見つけられるかもしれません。
子育てにも、幸せにも、唯一の正解というものはありません。
皆さんもそう思いませんか?
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